最適な化粧水を探す前に・・・
思春期10代とは異なり20~30代の大人ニキビは
何度も同じ所場所にできて痕になったり、
治ったと思ったらまたでき始めるなど治りにくく厄介です。
まさか30代でこんなに悩むことになるなんて。
20代の時よりも長引いて治りにくくなった。
赤く痕になって治りづらいんですよぉ。
と30代になってから大人ニキビに本格的に悩む方が急増しています。
特に女性はスッピンで出歩く訳にもいかないので隠そうとして
ファンデを厚く塗ったり、オイルタイプやクリームタイプの
クレンジング剤を使って脂分を肌へ残してしまったり、
そもそもメイクで使っているパフやブラシが汚れたまま使用したりと
日頃の生活の中で化粧水や美容液などで不適切な化粧品の使い方をしてしまい
負のスパイラルになっている方は多いですよね。
皮脂を毛穴からきれいに取り除けていれば困らないのですが、
洗顔の不十分さと化粧をすることで、
皮脂やアカなどを押しこめることで毛穴に詰まりを起こし
ニキビの出来始めととなるのです。
症状の進行は以下の通りですが、
同時進行していると化粧水などでは改善は難しいとされています。
図1.跡に至るまでの症状の進行について
このようなケースでは、洗顔や保湿を徹底的に行う
表面的なケアだけでは痕はなくなりませんから、
『自分がいったいどのようなケアをすればいいのかわからない。』
『いろいろ試したけれど一向に改善しないし、またできて困る。』
と悩みは多いです。
そのような方は的確なお手入れ方法もチェックして下さいね。
専用化粧品で効率よくケア
☆ ニキビ跡のケア
ニキビが悪化すると、治った後、肌に跡が残ってしまうことがあります。
赤みがいつまでもひかない、色素沈着を起こしてしまった、
クレーター状にくぼんでしまった…などがその代表格です。
気になるニキビ跡を残さないためには、まずは予防です!
普段の生活を規則正しくする、食事を改善する、などでかなり効果はありますが、
それでも治らない場合もありますよね。
そんな時は、化粧水や美容液など専用の化粧品を使ってみるのもひとつの方法です。
では、ニキビ対策用の化粧品にはどんな特徴があるでしょうか。
☆ ニキビ跡用の化粧品
さまざまなメーカーから発売されていますが、共通する点もあります。
○ 低刺激の素材
ニキビ跡のケアに刺激は禁物です。
化粧水や美容液など専用の化粧品では、洗顔剤には天然のクレイを使用、
化粧水にはハーブや漢方由来の成分を使うなど、
ナチュラルで低刺激な素材を使用していることが多いようです。
○ 基本的に乳液・オイルは使わない
ニキビ跡用の化粧品セットを見ると、
洗顔・化粧水・美容液+α、というステップでケアをするパターンが多いようです。
クリームは?乳液は?と思う人もいると思いますが、にきびができやすい人にとって、
油分を肌にのせることは毛穴をふさぐ原因となるため、望ましくないのです。
その代わりに、化粧水や美容液がしっかりと保湿・ケアしてくれます・
一部の化粧品では、サリチル酸配合のクリームなどを使います。
サリチル酸は皮脂による毛穴の詰まりを防いだり、
ニキビの原因菌であるアクネ菌に作用して治りを早くします。
なかなか消えないときは、肌のターンオーバーが滞っている可能性があります。
まずはターンオーバーを促進・正常化し、余分な角質などを取り除きましょう。
ピーリング石けんを使うと、効率よくターンオーバーを行うことが可能になります。
ただし、高濃度のピーリング石けんを使ったり、洗いすぎると皮膚が乾燥し、
余計に皮脂を分泌させてしまうので注意が必要です。
その後は、化粧水や美容液で栄養補給。
化粧水に含まれることの多い水溶性のビタミンC誘導体や、
美容液に配合されるプラセンタなどの成分は、
肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を促します。
ピーリング石けんなどと組み合わせて使うことで、
肌の内側からも外側からもターンオーバーを促進することが可能です。
☆ ニキビのお手入れ=ニキビ跡のケア
これらのニキビお手入れは、実はニキビ跡にも有効です。
ターンオーバーを促進することで、色素沈着や赤く残ったニキビ跡が改善されます。
また、ビタミンC誘導体やプラセンタは、コラーゲンの増殖を促すので肌にハリをもたらし、
デコボコ跡を目立たなくさせる効果があります。
どちらの場合も、睡眠をしっかりとる、食べ過ぎないなど、
基本的な生活習慣を整えることが一番大切ですが、
専用の化粧品を使うことで、体の内側と外側、
両方から効率よくケアすることができます